コーポレートスタッフ職 人事部 文学研究科修了 2016年入社

周囲の方のサポートや
ICTが充実した
働きやすい職場環境

グローバルな仕事内容と
アクセシブルなPC環境が魅力

私は幼少期に網膜のがんによって視力を失いました。就職を考えた際、幼少期の闘病生活で医薬品のお世話になったことを思い出し、製薬企業で働きたいと思うようになりました。協和キリンを選んだのは、自分が苦しめられたがんの領域に重点的に取り組んでおり、かつ語学力を生かせるグローバルな仕事環境に大きな魅力を感じたからです。実際に障害がある方が活躍しており、その体験談を当社の採用WEBページで知ることができたことも安心につながりました。
視覚障害がある私にとって、とくに魅力を感じたのは音声読み上げソフトが使用されている点でした。音声読み上げソフトは、画像データ以外であれば、簡単な表を含め文字データをすべて音声に変換してくれるため、視覚障害者が仕事を行っていく上では大きな助けとなります。しかしながら、セキュリティの観点から実際に導入されている会社は少なく、視覚障害をカバーするために導入をお願いしても断られてしまうことが多いのです。当社ではすでに視覚障害者の方が音声読み上げソフトを利用して働いており、当社ならば仕事もやりやすいだろうと思いました。

業務に集中できる充実したサポート
将来はグローバルな舞台で
会社に貢献したい

私は人事部に所属し、労務環境の調査や各種人事手続きのための資料作成などを行なっています。具体的には人事に関連するデータの作成や分析、文書・資料の作成などが日々の業務です。文字情報の取りまとめは音声読み上げソフトで行うことができますが、パワーポイントで資料を作成する場合はグラフなどの画像を挿入するため、視覚障害がある私にとっては難しい作業です。できるだけ自分でやるようにしてはいますが、ときには周囲の方にサポートをお願いすることもあります。
職場は風通しが良く、ダイバーシティにも積極的に取り組んでいるため、障害があっても働きやすい環境です。周囲の方も快くサポートしてくれるので、余計な心配はせず仕事に集中できます。もちろん、入社当初は業務システムにアクセスしにくいなどの問題もありましたが、それも関連部署に協力してもらいながら解決してきました。今後は人事部員として、社員が働きやすい環境を整備し、会社全体に貢献していきたいと考えています。また、将来的には、グローバルな舞台で医薬品販売に関わる仕事もしてみたいですね。