患者さんに必要な
薬を届けるために
自分のできることで
貢献していく
会社側で勤務先近くの住居を確保、
通勤面の不安を解消
私は高校生の頃アトピー性皮膚炎を患っており、ひどいときは寝ていてもすぐ目が覚めてしまい、ストレスが溜まる日々でした。そんな私を助けてくれたのは薬です。薬によってかゆみが鎮まり、ゆっくりと眠ることができ、安心感が得られました。当時は将来やりたいことが見えず、確固とした目標がありませんでしたが、薬に大きく助けられたことによって、次第に薬を通して恩返しをしたいと思うようになりました。「苦しんでいる患者さんに薬を届けることに間接的にでも貢献したい。」その気持ちが自分自身の成長にも役立つと思いました。それに、薬というものは全国、全世界の多くの人に届けることができ、そのお役に立てることも大きな意義があると思いました。それがこの会社に入った動機であり、私が服用していたのが弊社の抗アレルギー薬だったことは、不思議な偶然です。
入社して九州支店に配属され、現在は福岡で働いています。働くにあたっては、足が不自由なため通勤が一番のネックになると思っていましたが、勤務先から歩いてすぐのところに住居を手配してもらうことができました。おかげで通勤にも負担がなく、移動時間等の心配をしないで勤めることができ、感謝しています。採用面接のときも社員の方々の雰囲気に居心地の良さを感じましたが、こうした配慮をしてくれる会社であることが、何よりもうれしい点です。

支店やMRを支えている実感。
今後は資格試験にも挑戦
現在は、九州支店業務グループの中でも経費チームに所属しています。経費チームは主に3つの業務を担っています。まず1つ目は、MR(Medical Representative:医薬情報担当者)の営業経費の精算業務です。九州支店には200名ほどのMRが在籍しており、5人の経費チームメンバーが分担して業務にあたっています。出張旅費や医療機関への自社製品の説明会・講演会の費用、医師への講演謝礼などを社内規定に基づいて齟齬がなく精算がされているかどうか、精算伝票を確認します。また、講演会の謝礼等については、支払調書を作成する必要があり、そのデータ入力も行います。また、講演会や学会のプログラムに掲載する広告版下の手配や広告費の支払い業務も担当しています。入社当初は経費マニュアルをそばに置いて、常に確認しながら行っていました。経費精算の業務はイレギュラーなものも発生するので、未経験の処理があると、先輩に教えてもらいながら作業をおこなっていました。社内の運用方針やルールも随時変わるので、常に最新のものを頭に入れておかないといけません。何か分からないことがあると常にノートに書き留めてきたためノウハウも溜まり、今はほとんどマニュアルを見ないでも仕事をこなせるようになりました。
経費精算の仕事は常に伝票やパソコンと向き合い、伝票や書類をチェックしていく地道な作業ですが、私の仕事が支店やMRを支え、患者さんに薬を届ける助けになっていると思うとやりがいがあります。それに、少しでもミスを減らしコスト削減をすることができれば、患者さんにいちはやく薬を提供できるのではないか、と考え日々の業務に取り組んでいます。以前は、本社の経理部に送る伝票チェックの新しいやり方を考案しました。そのおかげで伝票の不備や紛失のリスクを下げ、どこに当該伝票があるのかが、すぐにわかるようになりました。最終的にチームのメンバーに「ありがとう」と言われたことは嬉しかったですし、こうした成果をもっと出していきたいと思っています。
まだまだ経費チームの仕事では覚えなければいけないことがあります。今後は、日商簿記2級の資格試験にもチャレンジしたいと思っています。現在の業務だけでなく様々な業務を経験し自らの仕事の幅を広げていきたいという気持ちもあります。たとえば、障害者の採用の仕事もその一つです。私は、就職するにあたって、病気や障害のことだけを考えて仕事を選ぶのではなく、やりがいのある仕事をしたいと思いましたし、就職に悩む障害者の方にもそう考えて欲しいと思っています。私は医療に興味を持ち、幸運にもこの会社に出会うことができました。自分がこの会社に務まるかどうか不安もありましたが、何事も前向きに取り組むことで道は必ず開けます。私はこの協和キリンで、自分の可能性をさらに大きく広げていきたいです。これから就職活動を始めるみなさんもそうであって欲しいと願っています。
