花粉症の基礎知識 きちんと花粉症と向き合うためにも、花粉症の基礎知識を知っておきましょう。

花粉症とは

花粉症とはいったいどんな病気なのでしょうか。花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状を起こす病気です。季節性アレルギー性鼻炎とも呼ばれています。アレルギー性鼻炎は、原因物質(アレルゲン)の種類によって2つに分類されます。現在、日本人の約38.8%がスギ花粉症だといわれています。
*松原 篤ほか:鼻アレルギーの全国疫学調査2019(1998年.2008年との比較):速報-耳鼻咽喉科医およびその家族を対象として-. 日耳鼻 2020;123:485-490.

季節性アレルギー性鼻炎(=花粉症)

原因となる花粉の飛ぶ季節にだけ症状があります。
日本では、約60種類の植物が花粉症を引き起こすと報告されています。
主なアレルゲン
スギ、ヒノキ、カモガヤ、オオアワガエリ、ブタクサ、シラカンバなど。
症状
鼻の三大症状(くしゃみ、鼻水、鼻づまり)だけでなく、目の症状(かゆみ、涙、充血など)を伴う場合が多く、その他にのどのかゆみ、皮膚のかゆみ、下痢、熱っぽい感じなどの症状が現れることがあります。
(さらに、シラカンバ、ハンノキ、イネ科花粉症などの人が、ある果物や野菜を食べると、口の中がかゆくなり、腫れたりする「口腔アレルギー症候群」という症状もあります。)

通年性アレルギー性鼻炎

アレルゲンが一年中あるので、症状も一年中あります。
主なアレルゲン
ダニ・家の中のちり(ハウスダストなど)・ゴキブリなどの昆虫、ペットの毛・フケなど。
症状
喘息、アトピー性皮膚炎などを合併することがあります。

最近、通年性アレルギー性鼻炎と花粉症の両方に悩む人や、複数の花粉に反応する人も増えており、 ほぼ一年中くしゃみ・鼻水・鼻づまりや目のかゆみ・異物感に悩まされるという人も少なくありません。

花粉症のルーツとは
花粉が原因となるアレルギーが花粉症ですが、欧米では今なお、枯草熱(hay fever)と呼ぶことが多いようです。
イギリスのBostockが最初にこの病気を記載した当時は、牧草の『枯草』と接触したため発病したと考えられ、枯草熱と名付けられたからです。

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