花粉症の基礎知識 きちんと花粉症と向き合うためにも、花粉症の基礎知識を知っておきましょう。

花粉症のメカニズム

花粉症はスギやヒノキなどの花粉が原因となるアレルギー性の病気です。
それでは、私たちの体の中でなにが起こっているのでしょうか。
1.花粉が目や鼻から入ってくる 2.リンパ球が花粉を侵入者と認識する 3.リンパ球がIgE抗体をつくる
4.IgE抗体が肥満細胞にくっつく 5.再び花粉が侵入 6.化学物質(ヒスタミンなど)が分泌される くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみ・目の充血・涙目

[1]私たちの体は、“花粉”という異物(アレルゲン)が侵入するとまず、それを受け入れるかどうかを考えます。
[2]排除すると判断した場合、[3]体はこれと反応する物質をつくる仕組みをもっています。この物質を「IgE抗体」と呼びます。
[4]抗体ができた後、[5]再び花粉が体内に入ると、鼻や目の粘膜にある肥満細胞の表面にある抗体と結合します。
[6]その結果、肥満細胞から化学物質(ヒスタミンなど)が分泌され、花粉をできる限り体外に放り出そうとします。

・・・そのため、くしゃみで吹き飛ばす、鼻水・涙で洗い流す、鼻づまりで中に入れないよう防御するなどの症状が出てくるのです。