食事

食事改善の道~食事の一部をヨーグルトへ
置き換えてみよう~

ヒトの腸に生息する約1000種類、100兆個の腸内細菌は、善玉菌、悪玉菌、中間の菌の3グループに分類され、複雑にバランスをとっています。健康のためには腸内の善玉菌の割合を増やすことが大切です1)。今回は、乳酸菌で知られている善玉菌を多く含むヨーグルトについてご紹介します。

ヨーグルトに含まれる乳酸菌の効果とは?

乳酸菌には、便秘解消、脂質低下作用、内臓脂肪減少などの効果が期待でき、病原菌による感染予防や、免疫力を高める働きもあります1)。ヨーグルトや味噌などの発酵食品には乳酸菌をはじめ善玉菌が多く含まれています。普段の食事にプラスして、腸内の善玉菌の割合を増やす食事習慣を心がけましょう。

乳酸菌にはどんな種類があるの?

BB536株やガセリ菌SP株®などを含む一部のヨーグルトは、特定保健用食品(トクホ)として認められており、腸内環境の改善や、内臓脂肪を減らすことを助ける働きが期待されています。乳酸菌には多くの種類があり、その効果は様々です。自分の悩みに合った乳酸菌を取り入れて、日々の健康に役立てましょう。乳酸菌に期待される効果と種類をご紹介しますので、お買い物をするときの参考にしてみてください。

[乳酸菌の効果と種類2)]

便秘解消
腸内を酸性に保ち、お腹の調子を整える
BB536株、BE80株、SBT2928株 など
花粉症の症状緩和
花粉症の症状を和らげる働き
BB536株、GCL1176株、KW3110株 など
血中コレステロール低下
食事から吸収したコレステロールにくっつき、
体の外へ出す働き
GCL1176株、N-1株、クレモリスFC株 など
内臓脂肪減少
内臓脂肪を減らすことを助ける働き
ガセリ菌SP株®、LGG菌 など
  • Ⓡ雪印メグミルク株式会社登録商標

ヨーグルトへの置き換えで低カロリーに!

例えばマヨネーズをヨーグルトに置き換えると、低カロリーなドレッシングやソースが作れます。下表に示す通り、ヨーグルトではエネルギー、脂質、食塩を抑えて、タンパク質を多く摂取できます。ただし、加糖のヨーグルトでは、炭水化物が多くなるので注意しましょう。

[食品成分表3)]

食品成分表
  • 1)厚生労働省HP e-ヘルスネット(腸内細菌と健康)
  • 2)後藤利夫著:あなたの知らない乳酸菌力, 小学館, 2016 より作成
  • 3)食品成分データベース( https://fooddb.mext.go.jp/)より作成

腸内の善玉菌を増やそうヨーグルトのドレッシング・ソースを
使ったレシピ