Aplastic Anemia 再生不良性貧血(AA)ナビ

協和キリン
監修:

埼玉医科大学 名誉教授
埼玉医科大学総合医療センター 血液内科 客員教授 木崎 昌弘 先生

監修:埼玉医科大学 名誉教授
埼玉医科大学総合医療センター
血液内科 客員教授 木崎 昌弘 先生

再生不良性貧血(AA)の症状

この病気ではどのような症状がでるの?

赤血球、好中球、血小板の減少により、さまざまな症状が起こります。

〔赤血球が減少することによる症状〕

貧血によるめまい、頭痛、だるさ、疲れやすい、狭心症のような胸痛、動悸、息切れ、顔面蒼白 など

〔白血球が減少することによる症状〕

感染症(重症の場合:肺炎、敗血症)による発熱、悪寒 など

〔血小板が減少することによる症状〕

出血しやすくなることで起こる、皮膚の点状出血・紫斑、歯肉出血、鼻出血 など(血小板減少の程度が強いときは、眼底出血、脳出血、血尿、下血などがみられる場合があります。)

貧血症状 発熱・悪寒 皮下出血

*紫斑とは、皮膚にできる紫色の皮下出血のことです。紫斑と他の発疹との見分け方は「手で押してあざの色が消えるか」により判断できます。ほとんどの発疹は圧迫によって消失しますが、紫斑は圧迫しても消えません。

CC-00170
2023年11月