指定難病・小児慢性特定疾病と医療費助成について

特発性血小板減少性紫斑病は指定難病及び小児慢性特定疾病に該当する疾患です

18歳未満は、小児慢性特定疾病、成人では指定難病として一定の要件を満たす場合に医療費助成の対象となります。
医療費助成の申請をし、一定の要件を満たすことにより対象となる疾病の医療費の自己負担が軽減されます。

特発性血小板減少性紫斑病の重症度基準で、ステージⅡ以上が対象とされています。
なお、ステージⅠであっても、高額な医療を継続することが必要な方については、「軽症者の特例」が適用される場合もあります。

重症度分類

重症度基準でステージⅡ以上を対象とする。

(血小板)
特発性血小板減少性紫斑病重症度基準

  臨床症状
血小板数 無症状 皮下出血*1 粘膜出血*2 重症出血*3
5万/μL以上10万/μL未満 I I
2万/μL以上5万/μL未満 V
2万/μL未満 V

*1 皮下出血:点状出血、紫斑、斑状出血
*2 粘膜出血:歯肉出血、鼻出血、下血、血尿、月経過多など
*3 重症出血:生命を脅かす危険のある脳出血や重症消化管出血など

※重症度分類の適応における留意事項

指定難病・小児慢性特定疾病の医療費助成を受けるためには?

特発性血小板減少性紫斑病*(ITP)は、指定難病及び小児慢性特定疾病に該当する疾患です。18歳未満は、小児慢性特定疾病、成人では指定難病として一定の要件を満たす場合に医療費助成の対象となります。
医療費助成を受けるためには「医療受給者証」が必要です。診断書と必要書類を合わせて、各窓口に申請をしましょう。

*以下の病名で呼ばれることもあります。ただし、これらの病気(病名)であっても医療費助成の対象とならないこともありますので、主治医に相談してください。

  • (一次性)免疫性血小板減少症
  • (一次性)免疫性血小板減少性紫斑病
  • 自己免疫性血小板減少症
  • 自己免疫性血小板減少性紫斑病

指定難病の医療費助成申請の流れ

申請・更新に必要な診断書(臨床調査個人票)は指定医が作成します。

対象患者の審査 都道府県・指定都市・中核市 4 認定結果の通知 2診断・医療意見書 医療意見書の記載は、 小児慢性特定疾病医 のみ行えます。指定医療機関3医療意見書など1受診必要書類の提出・申請0000000日000

指定難病の医療費助成対象は「指定医療機関」(病院、診療所、薬局、訪問看護事業者)で行った医療に限られます。
※ 指定されていない医療機関等で受療した際の医療費については、医療費助成の対象となりません。

★難病指定医については、難病情報センターホームページで検索するか、お住まいの都道府県の窓口にお問い合わせください。
難病情報センターホームページ
http://www.nanbyou.or.jp/

参考:難病情報センターホームページ(https://www.nanbyou.or.jp/)2024年12月17日現在

小児慢性特定疾病医療費助成申請の流れ

対象患者の審査 都道府県・指定都市・中核市 ③医療意見書の記載は、小児慢性特定疾病医のみ行えます。④ 認定結果の通知 指定医療機関 ①受診 ②診断・医療意見書

参考:小児慢性特定疾病情報センターホームページ「医療費助成 手続きの流れ」
https://www.shouman.jp/assist/process/)2024年12月17日現在

★小児慢性特定疾病「指定医療機関」および「指定医」については、小児慢性特定疾病情報センターホームページの「自立支援/自治体窓口」ページよりご確認ください。
小児慢性特定疾病情報センターホームページ
https://www.shouman.jp/support/prefecture/