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パーキンソン病の重症度

パーキンソン病の病気の進行度(重症度)を示す指標として、通常「ホーン-ヤールの重症度分類(ヤールの重症度分類)」と「生活機能障害度」が用いられています。

パーキンソン病は通常身体の片側から症状が始まり、進行すると身体の両側に症状が広がります。「ホーン-ヤールの重症度分類」では、このような症状の進行に沿って、ふるえなどの症状が片方の手足のみである場合をI度、両方の手足にみられる場合をII度、さらに病気が進行し、姿勢反射障害(体のバランスの障害)がみられるようになった場合をIII度、日常生活に部分的な介助が必要になった場合をIV度、車いすでの生活や寝たきりとなった場合をV度としています。生活機能障害度は生活機能の障害度に応じて1〜3度の3段階に分類されています。

パーキンソン病は、罹病期間(りびょうきかん)が長くなるにしたがい、症状が進行していく疾患です。病状の進行の速度は個人によって異なります。
なお、ヤールIII度以上、生活機能障害度2度以上の場合は、特定疾患医療費補助制度が受けられます。

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パーキンソン病の診断
患者さん向け雑誌マックス
監修:医療法人社団友志会
リハビリテーション花の舎病院
病院長 近藤智善先生