トップページ>協和キリンの抗体医薬 : 強活性抗体作製技術
協和キリンでは、POTELLIGENT®やCOMPLEGENT®といった独自に確立した強活性抗体作製技術を有しています。
抗体の構成要素である「糖鎖」。その中でも「フコース」と呼ばれる糖鎖はADCC活性において非常に重要です。この「フコース」をなくした抗体は、通常の抗体に比べADCC活性が飛躍的に強くなります。
これがPOTELLIGENT®技術です。
POTELLIGENT® Website
抗体にはADCC活性以外にも、CDC活性による生体防御システムが存在します。2つのIgG (Immunoglobulin G)亜型(アイソタイプ)分子の特長を組み合わせる“アイソタイプキメラ”という手法で高CDC活性抗体を作製することに当社は成功しました。
これがCOMPLEGENT®技術です。
抗体のlgGアイソタイプの1つであるlgG1の配列の一部を、異なるアイソタイプであるlgG3の一部分の配列にすると、CDC活性が強くなります。
これがCOMPLEGENT®技術です。
POTELLIGENT®技術とCOMPLEGENT®技術を併用して作製した抗体をAccretaMab®と呼びます。
高いADCC活性と高いCDC活性を併せ持つ抗体です。