法務・知的財産部

法学研究科
2018年入社

現在の仕事内容は?

提携先との契約書を作成・審査し、法的リスクを未然に防止する業務(予防法務)、担当部署からの法律相談に対して法的助言を行い、問題を解決する業務(臨床法務)、戦略的な事業提携(化合物や抗体のライセンス・イン/アウト、M&A)を法的に支援する業務(戦略法務)を軸として、経営職の立場でメンバーと協力しながら業務を遂行しています。また、2018年に施行された臨床研究法に対応するため、製薬企業の法務部門などで構成される外部研究団体(医法研)に参加して最新情報を入手するとともに、意見提言を行っています。さらに、私が所属している法務・知的財産部は、文字通り法務と知財がひとつに融合した部署であるという特色を活かして、例えば契約書のドラフト段階から知財担当者と意見交換するなど、日頃から知財担当者との連携を密にして業務を遂行しています。

入社理由は?

前職で長年にわたり法務の仕事を国内外で経験した後、キャリア採用で入社しました。当社は、当時グローバル戦略品を欧米に向けて上市する直前の時期であり、これからグローバルに成長を遂げていく途上にありましたので、今後の成長性や将来性に魅力を感じました。また、当社の法務・知的財産部は、法務部門としても一定の規模を有しており、個人での業務遂行のみならず、チームとしての業務遂行も可能であると考え、この点にも魅力を感じました。
私の前職は製薬企業ではありませんでしたが、当社の法務・知的財産部の方から、業務の内容を説明いただく中で、自分の今までの経験を活かせるとともに、さらに自分を成長させることができる環境であると考え、入社を決意しました。

最も印象的な仕事は?

入社してから半年ほど経過した時点で、あるM&A案件のプロジェクトメンバーに選ばれました。当初は、私自身が当社の事業を完全には理解できていなかったことに加え、このプロジェクトは短期間で仕上げる必要があったため、私が法務の代表としてこのプロジェクトに参画していいのだろうかと戸惑うこともありました。ただ、経営戦略企画部門・経理部門・総務部門といった関係部署との連携を常に意識するとともに、法務の代表者として主張すべき点はしっかりと主張するという姿勢で臨んだことにより、徐々に関係部署からも信頼していただけるようになりました。また、外部弁護士との窓口として、重要な争点については外部弁護士と密に連携を図りながら漏れなく対応することにより、このプロジェクトの完遂に主体的に貢献することができました。さらに、このプロジェクトの途中から、法務における自分のチームのメンバーにも参画してもらうようにし、メンバーにもM&Aの経験を通じた成長を促すことができたことが、経営職として二重の喜びとなりました。

目下取り組んでいる挑戦は?

当社は、グローバル・スペシャリティファーマへと飛躍するため、海外の製薬企業から化合物などをライセンス・イン/アウトすることにつながる提携案件にも取り組んでいます。その際の契約書は英文で作成していますが、従来は外部弁護士にドラフトを依頼するケースが多かったように思います。ただ、今後は案件の性質に応じて外注するものと内製化するものに分けて、依頼部署のニーズに対応していく必要があると考えています。そのために、私自身が医薬の領域における英文契約の作成能力を向上させるだけでなく、自分のチームのメンバーの育成が重要です。そこで、日頃からメンバーに英文契約書の案件を積極的に担当してもらうことによってメンバーの経験値を上げるとともに、指導を通じてチームとしての対応力の向上に取り組んでいます。

目指すキャリアは?

当社がグローバル・スペシャリティファーマとしてさらなる飛躍を遂げるためには、グローバルな案件に対応できる法務部員の育成が不可欠であると考えています。私は、前職で海外駐在員として法務を担当していた経験を踏まえ、当社の法務部員のグローバル対応力向上に尽力していきたいと考えています。ただ、日常業務を通じた指導だけでは、メンバーの育成にも一定の限界があると感じています。そこで、例えば一定の英語力を備えた法務部員に関しては、海外のロー・スクールに短期留学してもらい、グローバル対応に必要な法務スキルを身につけさせたいと考えています。現時点では、このような制度を備えているわけではありませんが、法務の若手メンバーに法務での仕事にもっと魅力を感じてもらえるような環境を構築していくことも、法務の経営職として大切なことであると考えており、実現に向けてこれからも尽力していきたいと思っています。

コーポレートスタッフ職の社員たち

※社員の部署・役職は取材当時のものです。