創薬研究研究の原動力は「患者さんのために」という想い

菊 史佳キク フミカ
研究開発本部 研究ユニット 創薬モダリティ第1研究所
2018年度入社

学生時代の専攻と入社理由は?

薬学部の薬科学科で細胞研究をしていましたが、祖父をがんで亡くして無力感を抱き「自分はどんな社会を作りたいのか」を考え、製薬の道を選びました。
協和キリンのインターンで、研究員が修士卒・博士卒など関係なく活躍し、議論を楽しんでいる様子を見て「修士卒でも楽しみながら研究や議論ができそうだ」と感じ、入社を決めました。

現在の仕事内容とその難しさは?

創薬の初期段階において、新しい技術などの基礎研究をしています。複数のプロジェクトでたんぱく質のエンジニアリングに携わってきました。1年半前から新規テーマを提案し、プロジェクトリーダーも担っています。
テーマの立ち上げには幅広い知識と説明能力が求められ、複数視点の研究調査が欠かせません。リーダーとしても複数名をまとめる広い視野と粘り強さが必要で、チームプレイの難しさと可能性の両方を痛感する日々です。

挫折を感じたことはありますか?また、どう乗り越えましたか?

常に「仮説の裏付けとなる情報が足りなかった」「研究スピードが遅い」といった挫折を感じてばかりです。
自身の得意不得意を客観的に把握し、素直に「ここが苦手なので教えてください」と伝え、得意な人から成長のヒントをもらったり、研究の改善案をもらったりして、少しでも前に進めるように働きかけています。

協和キリンの魅力は?

研究員同士のネットワークが豊富でコミュニケーションが取りやすく、また、経歴に関係なくボトムアップのテーマ提案が可能な環境は魅力です。社内の様々な専門家と議論しながら、裁量を持って研究を進めています。

仕事の職種ならではの面白さは?

まだ誰も知らないことの解明は研究の醍醐味ですし、独自の発見は患者さんやご家族の助けになる可能性があります。研究に没頭していると、どうしても目先の結果に一喜一憂しがちですが、成功確率が低くとも粘り強く研究を進める原動力は「患者さんのために」という強い信念です。
新しい仮説を検証し発見することで、患者さんやつらい思いをしている方の力になれるのはこの職種ならではの価値であり、その過程を楽しめる研究者でいたいです。

就職活動中の学生さんへ一言お願いします。

就職活動ではつらいことや悩むことがあるかもしれませんが、閉じた学生コミュニティでは得られない多様な情報や新しい人脈もあり、視野が広がります。すべてを糧にして、今後の人生に活かしてください。
企業選びでは、ご自身の声に耳を傾けて「何をしたいか」「どんな価値を提供したいか」を考えるのが大事だと感じます。その結果として協和キリンにたどり着いたなら、ぜひ一緒に患者さんに届く研究を推進しましょう!

One Day Schedule1日のスケジュール

  1. 09:00

    出社

    メールやチャット、ニュースや論文を確認します。

  2. 10:00

    実験

    技能職のサポートを受けながら実験します。

  3. 11:00

    他部署とのミーティング

    プロジェクトに関する議論をします。

  4. 12:00

    お昼

    食堂で、音楽やラジオを聞きながらランチします。

  5. 13:00

    実験

    合間に休憩もしつつ、実験を続けます。

  6. 16:00

    後輩と議論

    隣の席の後輩と雑談しながら、最近のデータや実験方針に関する議論をします。

  7. 17:00

    解析

    今日の結果の解析をまとめます。

  8. 18:00

    調査・ミーティング資料作成

    調査ワーキングチームの資料作成をします。

  9. 19:30

    退社

    20時ごろ帰宅し、夕食を食べてからゲームをしたりダンスをしたりします。

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