統計解析統計学の知識を活かし、
解析業務の即戦力に
- 花田 圭佑ハナダ ケイスケ
- 研究開発本部 開発ユニット バイオメトリックス部
2019年度入社


学生時代の専攻と入社理由は?
数学科で統計学を専攻し、医療にも貢献できると知って製薬業界に目を向けました。協和キリンは医薬品の開発に力を入れている点が魅力でした。また、実際に面接を受けて、統計部門の社員が他部署の社員ともラフに話していて「若手のうちからのびのび働けそうだ」と感じたことが、入社の決め手になりました。
現在の仕事内容とその難しさは?
臨床開発の統計解析業務を担当しています。医薬品の承認を得るために、データを適切に評価できる解析計画を立て、結果をプロジェクトに共有、説明する役割を担っています。
難しいのは、試験の計画段階から「薬剤の価値を最大限示す解析計画」を考え、結果を解釈し、伝えることです。専門的な統計解析の内容を、他部門や規制当局の担当者に正しく分かりやすく伝えられるよう、解析の意図から結果の解釈まで詳しく説明しています。
挫折を感じたことはありますか?また、どう乗り越えましたか?
入社2年目の頃、説明が専門的になりすぎて他部門のメンバーにうまく伝わらず、専門的な内容でも「もっとうまく説明できたらいいのに」と思っていました。
そこで、表面的な説明しかできていなかった統計解析の理論や計画を学び直しました。詳細な意図を説明できるようになってからは、以前より伝わるようになりました。
協和キリンの魅力は?
若手でも広く経験を積めて、キャリアアップできる点です。統計解析業務は分業する企業が多くありますが、計画の検討・策定から解析・データ作成まで全体的に経験でき、プロジェクトも疾患によらず幅広くアサインされます。
仕事の職種ならではの面白さは?
自分で書いた統計解析計画書の内容が、実際の試験に反映されて解析結果として出てくるのは、責任と同時にやりがいを感じます。良い結果が出た時のうれしさも大きく、ワクワクしながら過程に取り組めます。
また、統計解析は、これまでの勉強や経験が目の前の試験に直接的に活かせる分野でもあります。専門性が高いため、プロジェクトメンバーから統計解析の方法について相談を受けることも多く、周囲に貢献している実感も得やすいです。


就職活動中の学生さんへ一言お願いします。
協和キリンは「幅広く経験をして成長したい」という方に合っています。「何に活かせるか分からない」といった知識も、ふとした時に活用できるタイミングがやってくるのが統計解析業務の面白いところです。統計解析グループは、さまざまな疾患領域の統計解析業務を総合的に担当できるので、その道のプロフェッショナルを目指せます。
ご自身の性格ややりたいことに合った会社を見つけられるよう、就職活動を頑張ってください。
One Day Schedule1日のスケジュール
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08:00
始業
在宅勤務が多く、上長に業務開始の連絡をしてから、今日のタスクとメール・チャットを確認します。
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08:30
統計解析計画書の作成
プロジェクトの主だった業務を午前中に行います。
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11:00
ミーティング
プロジェクトの会議に参加します。
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12:00
お昼
出社していたら、同僚とランチに行きます。在宅の場合は、昼食後に20~30分ほど昼寝します。
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13:00
グループ内のタスク対応
スキマ時間に、解析関連についてインプットの時間を取ることもあります。
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13:30
ミーティング
会議以外に、社内の統計解析研修で説明をすることもあります。
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15:00
解析帳票の作成、規制当局対応
試験結果の帳票確認や規制当局対応のための帳票作成は、まとまった時間を確保して実施します。
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17:00
終業
急ぎの仕事がなければ、早めに勤務終了します。勤務後はランニングなど軽い運動をします。