科学的連携
(オープンイノベーション)
協和キリンは、骨・ミネラル疾患、血液がん・難治性血液疾患、希少疾患の3つの重点疾患領域を軸に、グローバルに研究開発を展開しています。これらの領域においては、先進的抗体技術や造血幹細胞遺伝子治療といった注力モダリティを活用し、社外のパートナーと共に医療の限界に挑戦するオープンイノベーションを積極的に推進しています。
注力する疾患領域
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骨・ミネラル
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血液がん・
難治性血液疾患 -
希少疾患
注力するモダリティ
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先進的抗体技術
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造血幹細胞遺伝子治療
当社のオープンイノベーションは、単なる外部連携にとどまらず、長期的かつ戦略的な共同研究を通じて、新たな科学的知見を創出し、患者さんに還元することを目的としています。その象徴的な取り組みのひとつが、ラホヤ免疫研究所(LJI)との35年以上にわたる協業です。基礎研究と創薬の橋渡しとして、多くの成果を生み出してきたこの連携は、私たちが目指すオープンイノベーションの理想像ともいえる存在です。
Cases #1協和キリン × ラホヤ免疫研究所(La Jolla Institute for Immunology, LJI)
35年以上にわたる、免疫学の最前線での共創
協和キリンとラホヤ免疫研究所(La Jolla Institute for Immunology, LJI)は、1988年から35年以上にわたり、免疫学の最前線での共創を続けています。この長期的な協力関係を通じて、両者は数多くのプロジェクトを共同で推進し、潰瘍性大腸炎、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、アトピー性皮膚炎などの疾患領域での研究を進めてきました。
このパートナーシップの特徴は、基礎研究から臨床開発への橋渡しを実現する点にあります。協和キリンとLJIは、新たな治療法の発見とその臨床応用を目指して、幅広い疾患に対する研究を行っています。近年では、一部のプロジェクトが臨床試験段階へと進展しており、具体的な成果が見えてきています。
ご自身の研究や技術が、協和キリンの注力領域と接点があると感じられた方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
戦略的パートナーシップ
協和キリンは、2030年ビジョン「Story for Vision 2030(SFV2030)」に基づき、パートナーとの戦略的パートナリングを中核的な成長ドライバーと位置づけています。当社は、自社が注力する疾患領域・モダリティにおいて、創薬・開発・商業化のあらゆるフェーズで、共通の価値観を持つパートナー企業との長期的な協業を推進してきました。
この戦略により、製品のスピーディなグローバル展開、新たな治療的価値の創出、そしてアンメットメディカルニーズの解決に取り組んでいます。
Cases #2協和キリン × アストラゼネカ
アストラゼネカとの提携で、重症喘息治療の選択肢を世界に
協和キリンは、独自の抗体技術であるポテリジェント技術を活用し、喘息を治療する抗体医薬品を創製しました。臨床試験の結果、従来の治療薬とは異なる作用機序により、喘息の重症化に関わる好酸球を直接的かつ速やかに除去することで、症状を大きく改善する可能性が見出されました。患者さんにいち早くこの医薬品を提供するために、呼吸器領域における高い専門性とグローバルでの豊富な開発実績を持つアストラゼネカ社とのライセンス契約を締結。現在、この医薬品は重症喘息に対する治療選択肢の一つとして世界中に広がり、その適応症は好酸球が関与する他の疾患にも拡大され、より多くの患者さんの治療に貢献しています。
Cases #3協和キリン × アムジェン
7つの治療薬を創出した、
40年のパートナーシップ
協和キリンはアムジェンとの長年にわたる協業のもと、多くのバイオ医薬品を共同開発してきました。1984年に両社は合弁会社キリン・アムジェンを設立。キリンビール(現・協和キリン)の醸造技術とアムジェンの遺伝子工学技術を組み合わせ、赤血球産生を促進するエリスロポエチンの大量生産が実現したことにより、腎性貧血治療薬の創製に至りました。
異業種の技術の融合から始まったこのパートナーシップは、その後も血液疾患や自己免疫疾患などの領域で7つの治療薬を生み出し、現在はOX40受容体を標的としたアレルギー疾患に対する新たな治療法の開発にも広がっています。
パートナーリスト
私たちは、オープンかつ柔軟な姿勢で、多くの製薬会社やバイオテクノロジー企業、アカデミアとの戦略的パートナーシップを築き、革新的な医薬品の提供に努めています。
