バイオ医薬品とは

バイオ医薬品はバイオテクノロジーを用いて創製される医薬品で、人間の体内にある生体分子(酵素、ホルモン、抗体など)を応用して作られるものです。

協和キリンの代表的なバイオ医薬品にはエリスロポエチン製剤があります。エリスロポエチンはもともと人間の体内に存在するホルモンです。ホルモンをバイオテクノロジーによって大量生産できるようになったことで、薬として広く利用されるようになりました。

生物由来の医薬品は、昔は抗生物質(ストレプトマイシンなど)といった比較的簡単な低分子化合物だけでしたが、バイオテクノロジーの発展とともにタンパク質医薬品や抗体医薬品といった、大きくて複雑な生体分子の生産が可能になりました。

従来の医薬品/大きさ(分子量):100~、大きさ・複雑さ(イメージ):低分子化合物(自転車)、製造法(イメージ):化学合成 バイオ医薬品/大きさ(分子量):約1万~(ホルモンなど)・約10万~(抗体)、大きさ・複雑さ(イメージ):遺伝子組み換えタンパク質など(車・飛行機)、製造法(イメージ):微生物や細胞の中で合成(抗体などの遺伝子) 厚生労働省 バイオシミラーの現状(平成27年7月23日)をもとに作成

もっと詳しく知りたい方は、製薬協HPの資料をご覧ください。

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