協和キリングループは、CSV経営の実践のため、SASB, Access to Medicine Index, PSCI等を参照し、社会の持続性へのインパクトとグループの事業へのインパクトの観点から、当社グループが優先的に取り組むべき課題をマテリアリティとして特定しています。マテリアリティは、2021-2025年中期経営計画に組込んでいます。計画の進捗は四半期ごとにモニタリングされ、取締役会に報告されています。
マテリアリティ
経営理念とCSV経営
協和キリングループは、その経営理念において、世界の人々の健康と豊かさに貢献することを目的に、ライフサイエンスとテクノロジーを強みとして、新しい価値を創造することを謳っています。
この「新しい価値」とはすなわち社会と共有できる価値(CSV:Creating Shared Value)です。当社グループは、「社会的価値の創造」と「経済的価値の創造」の両立により企業価値向上を実現するCSV経営を実践しています。
マテリアリティ

マテリアリティの特定・運用プロセス

協和キリングループのマテリアリティ
上記に示したプロセスで特定した当社のマテリアリティは、「価値創造トピック」と「価値向上トピック」に分類されています。また、マテリアリティは、2030年ビジョン実現のための戦略の幹「アンメットメディカルニーズを満たす医薬品の提供」「患者さんを中心においた医療ニーズへの対応」 「社会からの信頼獲得」「Life-changing な価値を実現する人材・基盤の強化」とも対応しています。
なお、当社グループのマテリアリティは社会課題に関する国際的フレームワークとして提唱されているSDGs(持続可能な開発目標)と関連付いており、事業展開を加速・拡大することでSDGsの達成へより大きく貢献していくことを目指しています。
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戦略の幹 | マテリアリティ | 関連する取り組み | 関連するSDGs |
---|---|---|---|
アンメットメディカルニーズを満たす医薬品の提供 | 革新的な医薬品の創出 |
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製品の価値最大化 | |||
パイプラインの充実 | |||
患者さんを中心においた医療ニーズへの対応 | 患者アドボカシー | ||
医薬へのアクセス向上 | |||
Life-changingな価値を実現する人材・基盤の強化 | DE&I | ||
人材ポートフォリオ | |||
企業文化 | |||
デジタルトランスフォーメーション |
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戦略の幹 | マテリアリティ | 関連する取り組み | 関連するSDGs |
---|---|---|---|
社会からの信頼獲得 | 製品の品質保証と安定供給
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地球環境への負荷の低減
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Life-changingな価値を実現する人材・基盤の強化 経営基盤 | コーポレートガバナンス | ||
事業活動における倫理と透明性
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リスクマネジメントの強化 |
キリングループCSVコミットメント
当社グループが所属するキリングループは、食から医にわたる領域で価値を創造し、世界のCSV先進企業となることを目指しています。その実現に向け、社会と価値を共創し持続的に成長するための指針として「キリングループCSVパーパス(以下CSVパーパス)」を「持続可能な開発目標」(SDGs)等を参照しながら策定しました。そしてCSVパーパスを実現するためのアクションプランとして「キリングループCSVコミットメント(以下CSVコミットメント)」を位置づけています。健康と環境に関するCSVコミットメント、「Unmet Medical Needsを満たす医薬品の提供」「持続可能な生物資源の利用」「持続可能な水資源の利用」「気候変動の克服」について当社グループが取り組むべき重要な目標としています。
国連グローバル・コンパクトとキリングループ
当社グループが所属するキリングループは、2005年9月から国連グローバル・コンパクトへの参加を表明しています。当社グループもキリングループの一員として、国連グローバル・コンパクトが掲げる「人権」「労働」「環境」「腐敗防止」の分野で示される10の原則を遵守し、社会と企業のサステナビリティ実現に向けて、取り組みを推進しています。