2型糖尿病治療剤「オングリザ®錠2.5mg、5mg」発売のお知らせ
協和発酵キリン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:花井 陳雄、以下「協和発酵キリン」)は、2013年5月24日に薬価基準収載された2型糖尿病治療剤「オングリザ®錠 2.5mg、5mg」(一般名:サキサグリプチン水和物、以下「オングリザ®」)」を、2013年7月9日に発売することをお知らせいたします。
オングリザ®は米国ブリストル・マイヤーズ スクイブ社が創製した薬剤で、グルカゴン様ペプチド-1(GLP-1※)の分解酵素であるジペプチジル・ペプチダーゼ-4(DPP-4)を選択的に阻害する作用を有する経口糖尿病治療薬です。通常1日1回5mgの投与で血糖依存的な血糖降下作用を示します。また、本剤は『経口血糖降下薬の臨床評価方法に関するガイドライン』(薬食審査発0709第1号、平成22年7月9日)に基づき実施された臨床試験において有効性と安全性が確認された経口血糖降下薬です。そのため、既存の経口血糖降下薬であるスルホニルウレア剤をはじめ、チアゾリジン系薬剤、ビグアナイド系薬剤、速効型インスリン分泌促進剤、α-グルコシダーゼ阻害剤との併用療法が可能であり、インスリン製剤との併用療法についても今回の「2型糖尿病」の効能・効果に含まれています。
協和発酵キリンは、オングリザ®が2型糖尿病治療における新たな選択肢として、患者さんや医療関係者の皆様に貢献できると考えております。
- ※GLP-1は、食後早期に分泌され、膵臓のβ細胞を刺激しインスリン分泌を増強させます。DPP-4を阻害することにより、GLP-1の血中濃度を維持し、血糖値の上昇を抑制することができます。

「オングリザ®」製品概要
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製品名 | オングリザ®錠2.5mg、同5mg |
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一般名 | サキサグリプチン水和物 |
効能・効果 | 2型糖尿病 |
用法・用量 | 通常、成人にはサキサグリプチンとして5 mgを1日1回経口投与する。なお、患者の状態に応じて2.5 mgを1日1回経口投与することができる。 |
承認取得日 | 2013年3月25日 |
薬価基準収載日 | 2013年5月24日 |
薬価 | 110.20円/2.5mg1錠、166.00円/5mg1錠 |