大河内記念技術賞を受賞!

協和発酵キリン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:花井陳雄、以下「協和発酵キリン」)は、公益財団法人大河内記念会が実施する第62回(平成27年度)大河内賞において、大河内記念技術賞を受賞しました。

大河内記念技術賞受賞者

協和発酵キリンは、抗体の活性に糖鎖中の「フコース」という糖が大きな影響を及ぼすことを見出し、このフコースを人為的に低減させる技術を開発して、医薬品への適用まで発展させました。はじめてこの技術が適応されて実用化した抗体医薬品は、これまで治療の選択肢が限定的であった特定のがん患者さんの治療に大きな貢献をしています。また、既存技術では不可能だった「ヒト天然型アンチトロンビンと同じタイプの糖鎖構造を持つアンチトロンビンガンマ」の製造プロセスにもこの技術が適用されており、より幅広い応用が期待されています。以上の業績が評価され、受賞に至りました。

協和発酵キリングループは、ライフサイエンスとテクノロジーの進歩を追求し、新しい価値の創造により、世界の人々の健康と豊かさに貢献します。

この表はスクロールしてご覧いただけます

受賞業績 糖鎖制御技術を用いた抗体医薬品、糖タンパク質医薬品の創出
受賞者 設楽研也 執行役員 法務・知的財産部長
佐藤光男 研究開発本部 免疫・アレルギーR&Dユニット長
中村和靖 東京リサーチパーク 副リサーチパーク長
内田和久 経営企画部 マネジャー
  • 大河内記念会は、大河内正敏博士の学界、産業界に残された功績を記念して、1954年に設立されました。その後今日まで、博士の遺志となった「生産のための科学技術の振興」を目的として、大河内賞の贈賞事業を始め、技術交流事業及び出版事業等を実施しています。
トップへ戻る