2030年に向けた新ビジョン・2021-2025年中期経営計画

~病気と向き合う人々に笑顔をもたらすLife-changingな価値の継続的な創出を目指す~

協和キリン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:宮本昌志、以下「協和キリン」)は、本日、2021年を初年度とする5年間の中期経営計画を発表しました。

2016-2020年中期経営計画の5年間では、「グローバル・スペシャリティファーマへの飛躍」という目標の下、当社のグローバル戦略品の欧米での上市やパイプラインの充実など着実な成長を実現しました。加えて、新たなグローバルマネジメントシステムであるOKK(One Kyowa Kirin)体制注1を構築し、更なる飛躍への準備が進みました。一方、持続的なグローバル成長に向け取り組むべき課題が明確になり、さらに医療費削減に向けた政策・規制の強化、患者起点のヘルスケアシステムの進展など、製薬企業を取り巻く環境が大きく変化し、この傾向は今後益々激しくなることも想定されています。

これらの成果や課題、そして環境変化を踏まえ、当社は2030年に向けた新しいビジョンを策定しました。

協和キリン 新ビジョン
協和キリンは、イノベーションの情熱と多様な個性が輝くチームの力で、日本発のグローバル・スペシャリティファーマとして病気と向き合う人々に笑顔をもたらすLife-changingな価値の継続的な創出を実現します。

※全体像はAt-a-glance資料pdfが開きますでご確認ください

この新ビジョンを実現するため、2021-2025年中期経営計画を策定し、以下の3つを戦略の柱に据えています。

  • アンメット・メディカル・ニーズ(UMN)を満たす医薬品の提供:グローバル戦略品の価値最大化、画期的な医薬品の継続的創出
  • 患者さんを中心においた医療ニーズへの対応:ペイシェントアドボカシー活動注2への注力、医薬品にとどまらない価値の提供
  • 社会からの信頼獲得:高品質な医薬品の安定供給、地球環境の保全への貢献
    また、上記の新ビジョンと戦略を実行するために、人材育成、組織力、デジタル基盤をさらに充実させることでLife-changingな価値を実現する人材・基盤の強化を行います。

財務指標としてはROE 10%以上の早期達成、売上収益のCAGR(年平均成長率)10%以上、研究開発費率18-20%を目途とした積極投資、2025年度のコア営業利益率25%以上、コアEPSに対する配当性向40%を目途とした継続増配を目指します。また、今後の持続的成長と企業価値最大化に向けた研究開発投資、パートナリング・外部資源活用などの戦略投資、高品質な医薬品をグローバルに安定供給可能な体制確立などのための設備投資を行います。

詳細は2021-2025年中期経営計画資料別ウィンドウで開きますをご参照下さい。

協和キリングループは、ライフサイエンスとテクノロジーの進歩を追求し、新しい価値の創造により、世界の人々の健康と豊かさに貢献します。

注1OKK(One Kyowa Kirin)体制
日本・EMEA・北米・アジア/オセアニアの4つの「地域」軸と、製薬会社として必要な「機能」軸を組み合わせたマトリックスマネジメント体制。
注2ペイシェントアドボカシー活動
患者および医師コミュニティとの対話と連携により、社会の疾患に関する正しい理解を促進する。さらに、当社事業のバリューチェーン全体を通じて未充足の医療ニーズの解決に取り組み、病気と向き合う人々に笑顔をもたらす活動。
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