People & Culture「DE&I」をめぐる課題と取り組み

協和キリンは2022年に、グループとしてグローバルDE&I(D:ダイバーシティ(多様性)、E:エクイティ(公平性)、I:インクルージョン(受容性))宣言を策定しました。この宣言を通じ、私たち一人ひとりが自らの偏見と向き合い、多様な思想や価値を理解し、職場における不均衡を是正することを目指しています。ビジョンを達成するには、地道な努力を惜しまず、誰もが自分らしく働きやすい環境を整えることが重要です。
そこで、本記事ではDE&Iを進める上で欠かせないジェンダー平等、LGBTQについてお伝えします。
- ※DE&Iとは
- DE&IまたはDEIとは、Diversity(ダイバーシティ/多様性)・Equity(エクイティ/公平性)・Inclusion(インクルージョン/受容性)の頭文字を取った言葉で、多様な人材が互いを尊重し、誰もが自分らしく活躍できるような職場・社会の実現を目指そうという考え方です。
目次
「ジェンダー」とは
ジェンダーとは、「男らしさ」「女らしさ」といった言葉で表現されるような、社会的・文化的な性別ごとの役割やイメージを指します。それぞれの社会や文化によって規定、表現され、その内容は髪型やファッションから、言葉遣い、職業、考え方やコミュニケーションの仕方まで、多岐にわたります。
ジェンダーの考えにより、女の子や女性は家事・育児などの家庭での役割を期待され、教育を受ける機会を失ったり、男性より低賃金になったりすることがあります。また、「家族を養う大黒柱になる」「人前で泣くな」といった男らしさを強要されることに苦しんでいる男性もいます。こうしたジェンダーによる不平等や格差を解消していくことが、世界的な課題となっています。
「LGBTQ+」とは

「LGBTQ+」は性的マイノリティを表す総称の一つで、Lesbian(レズビアン)、Gay(ゲイ)、Bisexual(バイセクシャル)、Transgender(トランスジェンダー)、Questioning(クエスチョニング)の頭文字を取った言葉です。「Q」は、性的少数者の総称として使われる「Queer(クィア)」の頭文字とする場合もあります。「+」は、セクシュアリティは多様で、ほかにもさまざまなセクシュアリティがあることを意味するために加えられました。以下の記事で「LGBTQ+」の概要と課題、取り組みをお伝えします。
「ジェンダーレス」とは

「ジェンダーレス」とは、ジェンダーによる男女間の区別をなくすことです。ランドセルを好きな色から選べるようにすること、制服を男女で分けないといったことが「ジェンダーレス」の取り組みに当たります。身近な事例や、先進的な取り組みを紹介します。
「ジェンダーニュートラル」とは

「ジェンダーニュートラル」とは、男女の社会的な性差にとらわれない考え方や態度、またはそのような状態を指します。具体的な取り組みとしては、性別に中立的な言葉遣いや性別にとらわれないファッションの推進が挙げられます。さまざまな取り組みを紹介します。
「ジェンダーギャップ指数」とは

「ジェンダーギャップ指数」とは、各国における男女格差を数値化したものです。指数は0~1の数値で評価され、スコアが1に近づくほど平等性が高いです。世界経済フォーラムが国別の指数を毎年発表しており、日本は146か国中118位の非常に低いスコアでした※。指数の概要、日本の現状や取り組みについてお伝えします。
「女性の社会進出」の課題と取り組み

男女格差の解消や経済成長のためには、女性の社会進出が欠かせません。日本の現状と課題、取り組みをお伝えします。
【データで見る協和キリン】違いを力に。ジェンダー平等・多様な人材の活躍を目指して

近年、協和キリンでは「女性の活躍推進」「多様性を尊重した環境づくり」を目指し、施策を重ねてきました。協和キリンにおける、さまざまな働く人々のデータから、ジェンダー平等に関する「協和キリンの今」を見ていきます。
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